研究ノート
読む 科学的想像の文学的実演ー坪内逍遙『内地雑居未来之夢』を読むー
甘露純規
日本文学, 日本文学協会, 73, 118, 122, 2024年, 査読無, 有り, 単著(単編著), 坪内逍遙『内地雑居未来之夢』に描かれた小説家の想像とアレキサンダー・ベインの心理学書との関連を指摘した。
論文
井上円了は忘却術をどのように編み出したのか?―ヘルバルト心理学の受容を中心としてー
甘露純規
国際井上円了研究, 国際井上円了学会, 国際井上円了研究, 11号, 1, 19, 2023年, 査読有, 無し, 単著(単編著), 明治20年代半ばのヘルバルト心理学の紹介と関連させて井上円了『失念術講義』の成立を明らかにした。
論文
ロボットのいる日常に向けて
広瀬正浩・甘露純規
『ロボットの文化誌』, 森話社, 『ロボットの文化誌』, 182, 219, 2004年, 査読無, 共著(共編著)
論文
ある抄録者のためらいー気の想像観から元子論的想像観へー
甘露純規
日本近代文学, 日本近代文学会, 日本近代文学, 101, 16, 31, 2019年, 査読無, 単著(単編著), 日本近代文学会からの依頼によって書かれた論文である。特集「近代文学研究における〈資料〉の可能性」に応じる内容となっている。明治期に出版された抄録物を題材にして、日本の近世における想像観・記憶観の輪郭を素描し、これらの考えが近代でどのように変化したかを明らかにした。
論文
井上円了『失念術講義』考(一)ー忘却の「心理経済」的活用ー
甘露純規
中京大学文学会論叢, 中京大学文学会, 4号(通号37号), 121, 153, 2018年, 査読無, 単著(単編著), 近世の忘却イメージと近代の忘却イメージの連続性と断絶を明らかにするため、井上円了『失念術講義』出版の歴史的・文化的背景を考察した。本稿は最初のもので、次稿に続く。
論文
少年はなお夢に戦うー日清戦争ごっこ試論ー
『中京大学文化科学叢書 子供と〈遊び〉』(勁草書房), 2013年
論文
『アカギ叢書』と島村抱月「復活」ー大正初期の翻訳の受容についてー
文学・語学, 2012年, 大正初期に出版されたアカギ叢書の梗概物について、トルストイ「復活」を例にその実態を明らかにした。
論文
「江戸の記憶術と忘却術―青水先生『物覚秘伝』と建部綾足『古今物わすれ』―
中京大学 図書館学紀要, 2010年
論文
「近代出版史研究の動向(一九九四年―二〇〇四年)
日本出版史料9 号, 2005年
論文
「ロボットに触れるということ」
ロボットの文化誌, 2004年
論文
「田口卯吉『支那開化小史』偽版訴訟事件考」
日本出版史料9 号, 2004年
論文
「饗庭篁村と内田魯庵―『むら竹』をめぐって―」
中京大学文学部紀要38巻3-4号, 2004年
論文
「模倣と「剽窃」のゆくえ」
文学5 巻1 号, 2004年
論文
「パロディ本はどこへ行くのか?―『チーズはどこへ消えた?』と『バターはどこに溶けた?』をめぐって―」
名城大学人文紀要72集, 2003年
論文
「翻訳と翻案の区別―明治三二年のベルヌ条約加盟をめぐって―」
森鴎外論集, 2000年
論文
「仮名垣魯文「盗作」事件考」
日本文学48巻11号, 1999年
論文
「もう一つの『佳人之奇遇』―あるいはもう一つの『通俗佳人之奇遇』―」
日本文学44巻12号, 1995年
井上円了は忘却術をどのように編み出したのか?
甘露純規
井上円了哲学センター2022年度第2回公開研究会, 2022年, 単独, 国内会議, 口頭発表(招待・特別), 発表者, 井上円了哲学センター, 東洋大学井上円了哲学センター, 井上円了『失念術講義』の成立を、明治20年代半ばのヘルバルト心理学の紹介との関わりから明らかにした。
日本近代文学会・11月例会特集「代作と近代文学―「作者」をめぐるポリティクス」ディスカッサント
甘露純規
日本近代文学会・11月例会, 2020年, 単独, 有り, 国内会議, ディスカッサント, 日本近代文学会, オンライン開催, 日本近代文学会11月例会(11月28日(土))特集「代作と近代文学―「作者」をめぐるポリティクス」で発表者3名に対してディスカッサントとして登壇した。発表者の発表に対するコメントと、特集テーマについて報告を行った。
「ぼぎわんが、来る」の謎
甘露純規
映画『来る』公開記念イベント, 共同, 国内会議, シンポジウム・ワークショップパネル(指名), コメンテーター, 中日新聞社, 名古屋市中区大須, 映画『来る』公開を記念し、その魅力を書誌学・民俗学の観点から解説した。
「井上円了『失念術講義』考ー東西の忘却観の交差点ー」
甘露純規
日本比較文学会中部支部, 2018年, 単独, 国内会議, 口頭発表(一般), 日本比較文学会中部支部, 井上円了『失念術講義』から東洋・西洋の記憶・忘却観の連続・断絶を考察した。
井上円了の『失念術講義』について-江戸と明治の記憶観・忘却観の相違-
2015年, 「書物・出版と社会変容」研究会, 一ツ橋大学佐野書院
文体の倫理
2007年, 名古屋大学国語国文学会, 名古屋
新聞続き物と個人叢書出版-高畠藍泉『柳亭叢書』から饗庭篁村『むら竹』へ-
2005年, 草稿・テキスト研究所 第3回シンポジウム, 東京
末広鉄腸『雪中梅』とその「偽版」
2002年, 日本近代文学会東海支部, 名古屋