研究者総覧

甘露 純規
文学部
教授
Last Updated :2024/10/11

研究者基本情報

基本情報

氏名

  • 氏名

    甘露 純規
  • 氏名(カナ)

    (カンロ ジュンキ)

所属

所属(マスタ)

  • 文学部, 教授
  • 言語表現学科, 教授
  • 文学研究科, 教授
  • 文化科学研究所, 研究員
  • 人文社会科学研究科, 教授

学歴等

学位

  • 博士, 文学, 2001年03月, 名古屋大学

研究活動情報

著書・発表論文等

論文

  • 研究ノート
    読む 科学的想像の文学的実演ー坪内逍遙『内地雑居未来之夢』を読むー
    甘露純規
    日本文学, 日本文学協会, 73, 118, 122, 2024年, 査読無, 有り, 単著(単編著), 坪内逍遙『内地雑居未来之夢』に描かれた小説家の想像とアレキサンダー・ベインの心理学書との関連を指摘した。
  • 論文
    井上円了は忘却術をどのように編み出したのか?―ヘルバルト心理学の受容を中心としてー
    甘露純規
    国際井上円了研究, 国際井上円了学会, 国際井上円了研究, 11号, 1, 19, 2023年, 査読有, 無し, 単著(単編著), 明治20年代半ばのヘルバルト心理学の紹介と関連させて井上円了『失念術講義』の成立を明らかにした。
  • 論文
    ロボットのいる日常に向けて
    広瀬正浩・甘露純規
    『ロボットの文化誌』, 森話社, 『ロボットの文化誌』, 182, 219, 2004年, 査読無, 共著(共編著)
  • 論文
    ある抄録者のためらいー気の想像観から元子論的想像観へー
    甘露純規
    日本近代文学, 日本近代文学会, 日本近代文学, 101, 16, 31, 2019年, 査読無, 単著(単編著), 日本近代文学会からの依頼によって書かれた論文である。特集「近代文学研究における〈資料〉の可能性」に応じる内容となっている。明治期に出版された抄録物を題材にして、日本の近世における想像観・記憶観の輪郭を素描し、これらの考えが近代でどのように変化したかを明らかにした。
  • 論文
    井上円了『失念術講義』考(一)ー忘却の「心理経済」的活用ー
    甘露純規
    中京大学文学会論叢, 中京大学文学会, 4号(通号37号), 121, 153, 2018年, 査読無, 単著(単編著), 近世の忘却イメージと近代の忘却イメージの連続性と断絶を明らかにするため、井上円了『失念術講義』出版の歴史的・文化的背景を考察した。本稿は最初のもので、次稿に続く。
  • 論文
    少年はなお夢に戦うー日清戦争ごっこ試論ー
    『中京大学文化科学叢書 子供と〈遊び〉』(勁草書房), 2013年
  • 論文
    『アカギ叢書』と島村抱月「復活」ー大正初期の翻訳の受容についてー
    文学・語学, 2012年, 大正初期に出版されたアカギ叢書の梗概物について、トルストイ「復活」を例にその実態を明らかにした。
  • 論文
    「江戸の記憶術と忘却術―青水先生『物覚秘伝』と建部綾足『古今物わすれ』―
    中京大学 図書館学紀要, 2010年
  • 論文
    「近代出版史研究の動向(一九九四年―二〇〇四年)
    日本出版史料9 号, 2005年
  • 論文
    「ロボットに触れるということ」
    ロボットの文化誌, 2004年
  • 論文
    「田口卯吉『支那開化小史』偽版訴訟事件考」
    日本出版史料9 号, 2004年
  • 論文
    「饗庭篁村と内田魯庵―『むら竹』をめぐって―」
    中京大学文学部紀要38巻3-4号, 2004年
  • 論文
    「模倣と「剽窃」のゆくえ」
    文学5 巻1 号, 2004年
  • 論文
    「パロディ本はどこへ行くのか?―『チーズはどこへ消えた?』と『バターはどこに溶けた?』をめぐって―」
    名城大学人文紀要72集, 2003年
  • 論文
    「翻訳と翻案の区別―明治三二年のベルヌ条約加盟をめぐって―」
    森鴎外論集, 2000年
  • 論文
    「仮名垣魯文「盗作」事件考」
    日本文学48巻11号, 1999年
  • 論文
    「もう一つの『佳人之奇遇』―あるいはもう一つの『通俗佳人之奇遇』―」
    日本文学44巻12号, 1995年

書籍等出版物

  • 『剽窃の文学史 オリジナリティの近代』
    著書, 森話社, 2011年

講演・口頭発表等

  • 井上円了は忘却術をどのように編み出したのか?
    甘露純規
    井上円了哲学センター2022年度第2回公開研究会, 2022年, 単独, 国内会議, 口頭発表(招待・特別), 発表者, 井上円了哲学センター, 東洋大学井上円了哲学センター, 井上円了『失念術講義』の成立を、明治20年代半ばのヘルバルト心理学の紹介との関わりから明らかにした。
  • 日本近代文学会・11月例会特集「代作と近代文学―「作者」をめぐるポリティクス」ディスカッサント
    甘露純規
    日本近代文学会・11月例会, 2020年, 単独, 有り, 国内会議, ディスカッサント, 日本近代文学会, オンライン開催, 日本近代文学会11月例会(11月28日(土))特集「代作と近代文学―「作者」をめぐるポリティクス」で発表者3名に対してディスカッサントとして登壇した。発表者の発表に対するコメントと、特集テーマについて報告を行った。
  • 「ぼぎわんが、来る」の謎
    甘露純規
    映画『来る』公開記念イベント, 共同, 国内会議, シンポジウム・ワークショップパネル(指名), コメンテーター, 中日新聞社, 名古屋市中区大須, 映画『来る』公開を記念し、その魅力を書誌学・民俗学の観点から解説した。
  • 「井上円了『失念術講義』考ー東西の忘却観の交差点ー」
    甘露純規
    日本比較文学会中部支部, 2018年, 単独, 国内会議, 口頭発表(一般), 日本比較文学会中部支部, 井上円了『失念術講義』から東洋・西洋の記憶・忘却観の連続・断絶を考察した。
  • 井上円了の『失念術講義』について-江戸と明治の記憶観・忘却観の相違-
    2015年, 「書物・出版と社会変容」研究会, 一ツ橋大学佐野書院
  • 文体の倫理
    2007年, 名古屋大学国語国文学会, 名古屋
  • 新聞続き物と個人叢書出版-高畠藍泉『柳亭叢書』から饗庭篁村『むら竹』へ-
    2005年, 草稿・テキスト研究所 第3回シンポジウム, 東京
  • 末広鉄腸『雪中梅』とその「偽版」
    2002年, 日本近代文学会東海支部, 名古屋

その他著作物

  • 書評
    栗原裕一郎『盗作の文学史 』書評
    図書新聞, 2008/11
  • 書評
    彼らがどのように「寺山修司」・「遠藤周作」になっていったかー模倣と創造の境界の解明に向かっていくー
    図書新聞, 2017/10, 久松健一『原稿の下に隠されしもの 遠藤周作から寺山修司まで』(笠間書院)の書評


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