研究者総覧

德竹 由明
文学部
教授
Last Updated :2024/05/14

研究者基本情報

基本情報

氏名

  • 氏名

    德竹 由明
  • 氏名(カナ)

    (トクタケ ヨシアキ)

所属

所属(マスタ)

  • 文学部, 教授
  • 日本文学科, 教授
  • 文学研究科, 教授
  • 人文社会科学研究科, 教授

学歴等

学位

  • 修士, 文学, 1997年03月, 慶應義塾大学大学院

その他基本情報

委員歴

  • 2018年12月, 2022年11月, 日本文学協会, 德竹 由明
  • 2022年04月, 仏教文学会, 德竹 由明

研究活動情報

研究分野等

研究分野

  • 日本中世文学
  • 伝承文学

著書・発表論文等

論文

  • 論文
    対馬に於ける蒙古襲来周辺言説
    德竹 由明
    『伝承文学研究』, 伝承文学研究会, 69, 91, 102, 2020年, 査読無, 単著(単編著),  近世期対馬の文献には、文永の役前・両戦役の間・弘安の役後の蒙古襲来に関する言説が散見する。そうした言説の来歴について、『元史』等の海外の文献や『和漢合運』等国内の文献の記述を外枠として利用しつつ、島内の年次不詳の伝承をも取り込んで近世期中期以降に対馬で創出されたものであると論じた。
  • 論文
    「対馬豊崎郷の「文永の役」関連神社縁起説について」
    德竹 由明
    『伝承文学研究』第67号, P77, P89, 2018年, 査読無, 単著(単編著),  対馬北部の豊崎郷には、西泊村志々伎社等、蒙古襲来初度の「文永の役」に関連する縁起説を有する神社が存する。本稿ではまず近世期の文献を繙いて、それらの縁起説が近世後期に顕在化したものであることを明かした。その上でそれらの言説が、比田勝氏等在地の人々が対馬にとって歴史的な大事件である文永の役と地域とを結び付けるために語りだした新たな「伝承」であると論じた。
  • 論文
    対馬に於ける文永の役関連言説の生成と変容
    德竹 由明
    『軍記と語り物』第54号, 第54号, 92, 103, 2018年, 査読有, 単著(単編著),  近世期の対馬藩内の文献群には、蒙古襲来に関する言説が数多収載されている。そうした言説の内、蒙古襲来初度の文永の役関連言説を抽出し、中世期日本の文献、及び海外の文献と比較した。そして、まずは三代藩主義真の命で藩儒陶山訥庵編・貞享三(一六八六)年成立の『宗氏家譜』巻第一「助國君」項が主として『八幡愚童訓』甲本と『高麗史』の叙述を基としつつ、助国を始め対馬人の活躍を付加して初めて体系的に纏め上げたものであることを明らかにした。そしてこの文永の役言説が近世中期対馬藩内の「藩屛之武備」「朝鮮押さえの役」なる概念の生成に影響を与えた可能性がある事、近世末期には藩内の対朝鮮王朝観の悪化により多様な文永の役言説が顕在化していったこと論述した。
  • 論文
    「『対州古蹟集』所収・神功皇后「三韓出兵」往路伝承に関する異伝について」
    德竹 由明
    『伝承文学研究』第66号, 伝承文学研究会, P105, P114, 2017年, 査読無, 単著(単編著),  対馬藩内の文献では、「三韓出兵」往路に際して神功皇后は対馬の東岸を北上したとするのが一般的である。しかし近世中期の対馬藩総宮司職・藤仲郷の『対州古蹟集』中には、神功皇后が対馬の南部は東岸を北上していたのにもかかわらず、対馬の地峡部を渡って北部は西岸を北上するという異伝が存する。この藤氏代々の家説にも反する異伝について、『万葉集』の遣新羅使歌群を下敷きにした創作であること、制作者は仲郷自身で、だからこそ家説に異なる説を自著に掲載し得たものであろうことを論述した。
  • 論文
    「対馬に於ける素盞烏渡韓譚の生成と変容」
    『説話・伝承学』第25号(査読有り), 2017年
  • 論文
    「対馬の「金田城跡」築城・大吉戸神社創建を巡る言説と神功皇后「三韓出兵」譚」
    『軍記と語り物』第53号(査読有り), 2017年
  • 論文
    「『義経記』に於ける源氏・八幡」
    『中京大学文学部紀要』第51巻第1号, 2016年, 『義経記』に於ける源氏一門・八幡神の描かれ方について、源氏一門が氏神八幡神の下に互いを尊重しあうように意図的に描かれていることを論述し、義経についての様々な伝承の寄せ集めた感の強い『義経記』に、統一した志向・叙述を見出そうと試みた。
  • 論文
    「対馬に於ける神功皇后「三韓出兵」伝承の形成―往路の寺社縁起説を中心に―」
    『説話・伝承学』第24号(査読有り), 2016年
  • 論文
    「対馬に於ける神功皇后「三韓出兵」復路伝承の形成」
    『軍記と語り物』第52号(査読有り), 2016年
  • 論文
    「対馬・海神神社縁起説の形成」
    『説話・伝承学』第23号(査読有り), 2015年, 対馬・海神神社の縁起説が、近世中期以降対馬藩の総宮司職を務めた藤氏を中心に創出され、神功皇后「三韓出兵」との関わりを強める形で改編されていく様相を提示した。その上でその改編の背景として、対馬藩内の対朝鮮王朝観の悪化がある可能性を論述した。
  • 論文
    「小西マリア母子とその怨霊をめぐって―対馬厳原今宮若宮社の縁起説考―」
    『中京国文学』第33号, 2014年, 対馬・厳原の今宮若宮社は、対馬藩主宗義智の妻にしてキリシタン大名小西行長の娘マリアとその子が祭祀されている。関ヶ原の合戦後マリアは離縁されるが、その後対馬で幕府の目を憚りながらも怨霊として祀られ、縁起伝説が増幅していく様相と背景を概括した。
  • 論文
    石山寺「薫聖教」縁起説の系譜―仏書・『平家物語』から物語草紙類へ―
    徳田和夫編『中世の寺社縁起と参詣(中世文学と隣接諸学8)』 竹林舎, 2013年, 石山寺「薫聖教」縁起説について、その生成・流布の過程を『石山寺縁起』・「弘法大師伝」類等仏書、『平家物語』の主要伝本、物語草紙類の順に概括し、特に当該伝承の流布に関して『平家物語』の果たした役割が大きいことを論述した。
  • 論文
    「対馬厳原八幡宮縁起説の変容と神功皇后「三韓征伐」譚」
    中京大学『文学部紀要』第47巻第2号, 2013年, 諸書に掲載される対馬の厳原八幡宮の縁起説を精査し、近世前期までは縁起説らしきものがなかった可能性が高いこと、近世中期に八幡本宮勧請説等藤氏の学説が登場したこと、近世後期になって神功皇后「三韓出兵」に纏わる縁起説が創造されたことを論述した。
  • 論文
    「敗将の異域渡航伝承を巡って―朝夷名義秀・源義経を中心に―」
    青山学院大学文学部日本文学科編『日本と〈異国〉の合戦と文学』 笠間書院, 2012年, 朝夷名義秀・源義経の異域への渡航伝承について、近世前期までは合戦での敗北後異域へ逃亡したとする単純なものであったのが、近世中期以降、対外関係の緊張感が昂揚する中、文芸作品の中で共に異域への侵略・征服へと転換していく様相を考察した。
  • 論文
    「富士の根方の法華宗の夢」考―後北条氏と富士の根方の法華宗―」
    服部幸造他編『中世〈知〉の再生―『月庵酔醒記』論考と索引―』 三弥井書店, 2012年, 『月庵酔醒記』に筆録されている、富士の根方の法華宗が見たという北条早雲の出世を予兆する夢に関する伝承について、その成立背景を後北条氏の領国の変遷や法華宗との関わり等から多角的に論じ、発生の場のモデルとして静岡県沼津市の妙海寺等を提示した。
  • 論文
    「『酒呑童子』諸本分類の再検討―中京大学図書館蔵奈良絵本を起点として―」
    『伝承文学研究』第60号 【シンポジウム 酒呑童子物語をめぐって】, 2011年, お伽草子『酒呑童子』諸本の「天台系」伝本・「真言系」伝本の先後関係について、今まで議論の対象として扱われる機会が少なかった室町時代後期写と推定される「天台系」の中京大学蔵本を含めて改めて考察し、「天台系」が先行する可能性が高いことを論じた。
  • 論文
    「倭館玉垂神社に於ける加藤大神勧請の背景」
    『芸文研究』第95号, 2008年, 対馬藩初代藩主宗義智は、その妻が小西行長の娘であったこともあり、秀吉の朝鮮侵略を扱う文芸の中ではしばしば加藤清正と対立関係にある者として描かれる。対馬藩が近世末期にその「対立者」清正を釜山の和館内に祀るに至った経緯を様々な角度から考察した。
  • 論文
    「英雄賛嘆―『相模川』『頼朝の最期』をめぐって―」
    徳田和夫編『お伽草子百花繚乱』 笠間書院, 2008年, 武家社会の創始者として寿祝されるべき源頼朝と、強力無双にして忠臣という理想的な武士として名高い畠山重忠。両者を巡っては、お伽草子を中心に頼朝の死に関連して畠山氏が滅亡に至るという不吉な伝承世界が存するが、その伝承世界の紹介と考察を行った。
  • 論文
    「朝夷名三郎義秀高麗渡航伝承と「朝夷名社」信仰の変容―逃亡者/海神から高麗征服の英雄/武神へ―」
    『国語国文』第77巻1号 (査読有り), 2008年, 鎌倉時代前期の有名な豪傑・朝夷名三郎義秀には、和田合戦の敗北後高麗へと逃亡したとする伝承が存する。その伝承の語る世界が、近世中期以降の日本国内の対朝鮮王朝観の悪化を背景として、単なる逃亡から高麗征服へと変容していく様相を考察した。
  • 論文
    「『義経記』に於ける頼朝義経兄弟対面」
    『国語国文』第75巻6号 (査読有り), 2006年
  • 論文
    「石山寺開基伝承の変容過程―「船繋石」・「比良明神影向石」に関して―」
    『中京国文学』第25号, 2006年
  • 論文
    「『義経記』に於ける頼朝義経兄弟不和の発端」
    中京大学『文学部紀要』第39巻3・4号, 2005年
  • 論文
    「石山寺開基伝承の展開―『石山寺流記』・『石山寺縁起』へ―」
    『国語国文』第74巻3号 (査読有り), 2005年
  • 論文
    「義経・奥州藤原氏滅亡の経緯と頼朝―『義経記』なりの理屈―」
    『論集太平記の時代』新典社, 2004年
  • 論文
    「石山寺開基伝承の形成」
    『日本文学』第52巻3号 (査読有り), 2003年
  • 論文
    「『承久物語』考」
    『凌霄』第8号, 2001年
  • 論文
    「『平家物語』諸本における畠山庄司重能」
    『国語国文』第69巻2号 (査読有り), 2000年
  • 論文
    「景清の娘「人丸」伝承考」
    『伝承文学研究』第48号, 1998年
  • 論文
    「『対州古積集』所収・神功皇后「三韓出兵」往路に関する異伝について」
    『伝承文学研究』第66号, 2017年

講演・口頭発表等

  • 対馬藩士大石氏系図の断簡を巡って―文禄慶長の役・虎狩の資料として―
    德竹 由明
    伝承文学研究会名古屋例会令和五年度一月例会 第十回名古屋中世文芸・歴史研究会 合同研究発表会, 2023年, 単独, 国内会議, 口頭発表(一般), 研究発表者, 伝承文学研究会名古屋例会 名古屋中世文芸・歴史研究会, オンライン開催, 対馬の宗家文庫所蔵の『獲虎実録』なる書の裏表紙内反故紙には、対馬藩士大石氏の系図の断簡が存している。その断簡を紹介し、文禄の役に際して武功を表し、虎狩でも活躍した大石智久の事績を確認した。
  • 対馬に於ける蒙古襲来の〈記憶〉――神風・蒙古塚――
    德竹 由明
    シンポジウム「16世紀前後の日本と東アジアの〈異文化交流文学史〉」B「対外戦争」, 2022年, 単独, 国際会議, シンポジウム・ワークショップパネル(指名), パネリスト, 立教大学日本学研究所・学術振興会科学研究費助成・基盤B「16世紀前後の日本と東アジアの〈異文化交流文学史〉をめぐる総合的比較研究」, 東京・立教大学池袋キャンパス, 対馬の伝承や文献に記された蒙古襲来言説について、主として「蒙古塚」を例に、その経年による広がりと広がりの背景を探った(「神風」については資料を用意したが、時間の都合で触れることが出来なかった)。
  • 対馬に於ける〈異国襲来〉言説の構造
    德竹 由明
    伝承文学研究会京都・名古屋合同例会 2022年1月例会, 2022年, 単独, 国内会議, 口頭発表(一般), 伝承文学研究会 京都例会・名古屋例会, オンライン開催,  近世期に対馬に於いて編纂された文献中の〈異国襲来〉言説のうち、蒙古襲来以前のものについての考察を行った。そして蒙古襲来以降と同様に、基本的には島外の文献の叙述を基に大枠を形成し、島内の各氏の家説のようなものをはめ込むような形で言説が成り立っていることを論じた。
  • 『明徳記』に於ける一色氏関連記事
    徳竹 由明
    伝承文学研究会令和3年度大会(オンライン開催), 2021年, 単独, 国内会議, 伝承文学研究会, オンライン開催, 『明徳記』中の一色氏関連記事のうち、上巻の古活字本・板本の一色詮範が軍略を説き義満の本陣を自邸に招くことに成功したとの独自記事が、一色氏周辺で主張され始め、増補補入されるに至った可能性があることを論じた。
  • 対馬に於ける康応元年度の高麗襲来言説を巡って
    徳竹 由明
    伝承文学研究会令和元年度大会, 2019年, 単独, 国内会議, 伝承文学研究会, 長野県立大学,  康応元年度の高麗軍による対馬襲撃事件は、国内に同時代史料がない。近世期の対馬藩では、海外の文献『高麗史』『東国通鑑』を基に当該事件の大枠を語り、詳細を対馬の伝承を基に創作していると論じた。
  • シンポジウム「八幡信仰と伝承文学―『八幡愚童訓』を中心に―」(司会)
    中根千絵氏他
    伝承文学研究会平成30年度大会, 2018年, 共同, 国内会議, その他, シンポジウム司会, 伝承文学研究会, 福岡・九州産業大学, 伝承文学研究会の上記のシンポジウムに於いて、群馬工業高等専門学校教授の大島由紀夫氏と共に司会を務めた。
  • 対馬豊崎郷の「文永の役」関連縁起説について
    德竹 由明
    説話・伝承学会2018年度大会, 2018年, 単独, 国内会議, 説話・伝承学会, 奈良・天理大学
  • 対馬藩に於ける文禄・慶長の役を巡る言説
    徳竹 由明
    軍記・語り物研究会2017年度大会, 2017年, 単独, 国内会議, 軍記・語り物研究会, 東京・國學院大學
  • 対馬に於ける弘安の役関連言説の創出
    徳竹 由明
    説話・伝承学会2017年度大会, 2017年, 単独, 国内会議, 説話・伝承学会, 奈良・天理大学
  • 対馬に於ける文永の役関連言説の生成と変容―宗氏の系譜類・小茂田浜神社の縁起説を中心に―
    徳竹 由明
    軍記・語り物研究会2016年度大会, 2016年, 単独, 国内会議, 軍記・語り物研究会, 愛知・中京大学
  • 『対州古蹟集』所収・神功皇后「三韓出兵」往路に関する異伝について、並びに『対馬記』を巡る二・三の問題について
    徳竹 由明
    伝承文学研究会名古屋例会平成28年5月例会, 2016年, 単独, 国内会議, 伝承文学研究会名古屋例会, 愛知・中京大学
  • 対馬に於ける「素盞烏」伝承の変容
    徳竹 由明
    説話・伝承学会2016年度大会, 2016年, 単独, 国内会議, 説話・伝承学会, 京都・同志社大学
  • 対馬に於ける応永の外寇を巡る言説
    徳竹 由明
    関西軍記物語研究会第85回例会, 2015年, 単独, 国内会議, 関西軍記物語研究会, 大阪・大阪工業大学
  • 近世対馬に於ける三浦の乱を巡る言説と高崎神社縁起説
    徳竹 由明
    異域の会・国際シンポジウム, 2015年, 単独, 国内会議, 異域の会, 東京・青山学院大学
  • 対馬に於ける神功皇后「三韓征伐」復路伝承の形成
    徳竹 由明
    軍記・語り物研究会2015年度大会, 2015年, 単独, 国内会議, 軍記・語り物研究会, 東京・東洋大学
  • 対馬に於ける神功皇后「三韓征伐」伝承の形成―往路の寺社縁起説を中心に―
    徳竹 由明
    説話・伝承学会2015年度大会, 2015年, 単独, 国内会議, 説話・伝承学会, 京都・京都女子大学
  • 対馬金田城築城・大吉戸神社創建を巡る言説と神功皇后「三韓征伐」譚
    徳竹 由明
    軍記・語り物研究会2014年度大会, 2014年, 単独, 国内会議, 軍記・語り物研究会, 大阪・四天王寺大学
  • 対馬・海神神社縁起説の形成
    徳竹 由明
    説話・伝承学会2014年度大会, 2014年, 単独, 国内会議, 説話・伝承学会, 愛知・中京大学
  • 善名称院蔵朝夷名三郎義秀関連奈良絵巻断簡について
    徳竹 由明
    軍記・語り物研究会2013年度大会, 2013年, 単独, 国内会議, 軍記・語り物研究会, 東京・大妻女子大学
  • 為朝大明神考―資料紹介を兼ねて―
    徳竹 由明
    伝承文学研究会平成24年度大会, 2012年, 単独, 国内会議, 伝承文学研究会平成, 東京・学習院女子大学
  • 敗将の異域渡航伝承を巡って―朝夷名義秀・源義経のことなど―(シンポジウム・「日本と〈異国〉の合戦と文学」)
    徳竹 由明
    青山学院大学日本文学科主催国際シンポジウム2011, 2011年, 単独, 国内会議, 青山学院大学日本文学科, 東京・青山学院大学
  • 小西マリア母子の怨霊をめぐって-対馬厳原今宮若宮社の縁起説考-
    徳竹 由明
    伝承文学研究会関西例会 平成22年10月例会, 2010年, 単独, 国内会議, 伝承文学研究会関西例会, 京都・キャンパスプラザ京都
  • 中京大学図書館蔵酒呑童子絵巻をめぐって(シンポジウム「酒呑童子物語の諸相」)
    徳竹 由明
    伝承文学研究会平成22年度大会, 2010年, 単独, 国内会議, 伝承文学研究会, 東京・学習院女子大学
  • 対馬清水山八幡宮の縁起説と異域との合戦譚―釜山龍頭山神社合祀への道程―
    2009年, 関西軍記物語研究会第67回例会, 関西学院大学梅田キャ
  • 『義経記』に於ける源氏・八幡(企画例会「〈研究史の検証と展開〉『義経記』」)
    2009年, 軍記・語り物研究会第383回例会, 東京・青山学院大学
  • 釜山龍頭山神社資料について
    2009年, 伝承文学研究会第370回東京例会, 東京・学習院女子大学
  • 倭館玉垂神社に於ける加藤大神勧請の背景
    2008年, 巡礼記研究会第5回研究集会, 東京・慶應義塾大学
  • 新出『義経地獄破り』断簡をめぐって
    2008年, 奈良絵本・絵巻国際会議大阪大会, 慶應大阪リバーサイド
  • 朝比奈三郎義秀の高麗渡航伝承について―龍尾山神社の事など―
    2004年, 伝承文学研究会平成16年度大会, 大阪・大谷女子大学
  • 『源平闘諍録』に於ける関東武士団の描写について―上総氏を中心に梶原氏・和田氏に及ぶ―
    2004年, 軍記・語り物研究会第362回例会, 東京・法政大学
  • 「貞女峡」考
    2001年, 第392回慶應義塾大学国文学研究会, 東京・慶應義塾大学
  • 『義経記』の依拠資料の検討 ー『平家物語』諸本との対応箇
    所を中心にー
    2001年, 軍記・語り物研究会第339回例会, 東京・法政大学
  • 石山寺開基伝承の展開
    2000年, 日本文学協会第20回研究発表大会, 大阪成蹊女子短期大学
  • 『義経記』における畠山重忠
    2000年, 軍記・語り物研究会第328回例会, 東京・法政大学
  • 朝夷奈三郎義秀伝承考―高麗渡航伝承の事など―
    1999年, 伝承文学研究会第281回東京例会, 東京・学習院大学
  • 朝夷奈三郎義秀の高麗渡航伝承について
    1998年, 軍記・語り物研究会第317回例会, 東京・法政大学
  • 『平家物語』諸本における畠山庄司重能
    1997年, 軍記・語り物研究会第307回例会, 東京・青山学院大学
  • 景清の娘「人丸」伝承の展開
    1997年, 伝承文学研究会平成9年度大会, 京都・花園大学
  • 悪七兵衛景清の娘「人丸」再考
    1997年, 伝承文学研究会第268回東京例会, 東京・学習院大学
  • 悪七兵衛景清の娘「人丸」考 ―付 流布本系『承久記』「胤義自害の事」の校異考察―
    1996年, 軍記・語り物研究会第298回例会, 東京・青山学院大学

その他著作物

  • 調査報告
    対馬中部の対外戦争関連神社の縁起説と現況に関して(前編)
    徳竹 由明
    中京大学『文学部紀要』, 第58巻, 第2号, 2024, 長崎県の離島対馬には神功皇后「三韓出兵」等対外戦争に関わる縁起説を有する神社が数多存する。そのうち厳原の南室島神社、鶏知の雞知住吉神社・和多都美神社、仁位の浜殿神社について、縁起説の検討を行った上で、2022年7・8月、及び2023年4・5月に実施した実地踏査による現況の報告を行った。
  • 翻刻
    対馬藩士大石氏の家譜二種
    徳竹 由明
    中京大学『文学部紀要』, 第58巻, 第2号, 2024, 査読無, 無し, その他,  全巻第2号で紹介した断簡に引き続き、文禄慶長の役で活躍した智久・智正兄弟を輩出した対馬藩士大石氏の家譜を二種、全文翻刻して紹介し、その特徴などを考察した。
  • 翻刻
    対馬藩士「大石氏家譜」の断簡を巡って――大石智久の文禄の役での武功譚・虎狩のこと等――
    德竹 由明
    中京大学『文学部紀要』, 第57巻, 第2号, 2023, 査読無, 無し, 宗家文庫蔵『獲虎実録』の裏表紙内反故紙には、対馬藩士の「大石氏家譜」の断簡が存する。大石氏の中でも著名な荒河介智久の事績を記載したものである。その「大石氏家譜」断簡の翻刻と記載内容の確認を行った。
  • 調査報告
    対馬厳原市街地の神功皇后「三韓出兵」関連神社の縁起説と現況に関して ―後編(「三韓出兵」復路編)―
    德竹 由明
    中京大学『文学部紀要』, 第57巻, 第2号, 2023, 査読無, 無し, 長崎県の離島対馬には神功皇后「三韓出兵」に関わる縁起説を有する神社が数多存する。そのうち厳原市街地に存する「三韓出兵」復路に関わる神社について、縁起説の検討・信仰の様相を解説した上で、2020年12月に実施した実地踏査による現況の報告を行った。
  • 調査報告
    対馬厳原市街地の神功皇后「三韓出兵」関連神社の縁起説と現況に関して ―前編(「三韓出兵」往路編)―
    德竹 由明
    中京大学『文学部紀要』, 第56巻, 第2号, 2022, 査読無, 無し, 調査報告書,  長崎県の離島対馬には神功皇后「三韓出兵」に関わる縁起説を有する神社が数多存する。そのうち厳原市街地に存する「三韓出兵」往路に関わる神社について、縁起説の検討・信仰の様相を解説した上で、2020年12月に実施した実地踏査による現況の報告を行った。
  • 書評
    目黒将史著『薩琉軍記論―架空の琉球侵略物語はなぜ必要とされたのかー』
    德竹 由明
    『日本文学』, 日本文学協会, 69, 9, 50, 51, 202009, 査読無,  目黒将史著『薩琉軍記論―架空の琉球侵略物語はなぜ必要とされたのかー』について、近世中期の東アジア世界の秩序が大きく変動した時期に〈薩琉軍記〉が生まれ、その後の世界情勢の変容の中で同書が増補・流布していったとする目黒氏の見解を支持し、「異国合戦記」全体の研究が盛んになるような時期が到来するならば、目黒氏のこの著作は一つの指標となるだろうと評価した。
  • 解題
    「善名称院蔵・奈良絵巻断簡等貼り交ぜ屛風の全体像と奈良絵巻断簡数葉―善名称院蔵・奈良絵巻断簡等貼り交ぜ屏風の紹介・(二)―」
    中京大学『文学部紀要』第50巻第2号, 2016/3, 和歌山県伊都郡九度山町の善名称院には経典断簡・漢詩和歌色紙・奈良絵巻断簡等を貼り交ぜた六曲一双の貼交屏風が蔵されている。その全体像を、カラー図版を基に紹介した。また奈良絵巻断簡は、後半に拡大して提示した。
  • 解題
    「長崎県立対馬歴史民俗資料館宗家文庫蔵『対馬州八幡宮御鎮座伝』について」
    『中京大学文学会論叢』第2号, 2016/3, 対馬の海神神社・厳原八幡宮神社の縁起書である宗家文庫蔵『対馬州八幡宮御鎮座伝』について、その成立が近世後期(文化年間)であることを論証した上で、成立事情や書誌、資料的価値等を論述した。末尾に全文の翻刻を掲載。
  • その他
    「図書館の貴重書15・奈良絵本『ひめゆり』下(貴133)」
    『中京大学広報』184号, 2015/6, 江戸時代中期の制作と考えられる中京大学図書館蔵の奈良絵本『ひめゆり』下(貴133)は、中世末期成立のお伽草子『ひめゆり』を絵本化したものである。まずこの伝本の本文及び形態の特徴を明らかにし、お伽草子『ひめゆり』の大凡の内容を紹介した。
  • その他
    「図書館の貴重書14・奈良絵本『伏見常盤』(貴131)」
    『中京大学広報』183号, 2015/4, 江戸時代前期又は中期の制作と考えられる中京大学図書館蔵の奈良絵本『伏見常盤』(貴131)は、幸若舞曲「伏見常盤」の詞章を絵本化したものである。まずこの伝本の特徴を明らかにし、幸若舞曲「伏見常盤」の大凡の内容を紹介した。
  • 解題
    「善名称院蔵朝夷名三郎義秀関連奈良絵巻断簡について―善名称院蔵・奈良絵巻断簡等貼り交ぜ屏風の紹介・(一)―」
    『中京大学文学会論叢』第1号, 2015/3, 和歌山県伊都郡九度山町の善名称院には六曲一双の貼交屏風が蔵されている。その中に存する朝夷名三郎義秀に纏わる奈良絵巻の断簡十場面分と、同一作品の物の可能性がある断簡二場面分について、場面比定をしつつ紹介した。末尾に白黒図版を一括して掲載した。
  • その他
    「図書館の貴重書12・『古今著聞集』(貴129)」
    『中京大学広報』181号, 2014/11, 中京大学図書館蔵の『古今著聞集』(貴129)について、その本文が甲門系統に属するものであることを明らかにした上で、筆者者の近世前期浄土真宗僧・恵空の経歴や蔵書印から分かる当該伝本の来歴等を明らかにした。
  • 解題
    「長崎県立対馬歴史民俗資料館宗家文庫蔵『崇敬神社』について
    中京大学『文学部紀要』第48巻第2号, 2014/3, 対馬に存する式内社以外の古社についての神社誌・宗家文庫蔵『崇敬神社』について、その成立が近代前期であることを論証した上で、成立事情や資料的価値、同誌前号にて紹介した『対馬島二十九座』と一対の書であること等を論述した。末尾に全文の翻刻を掲載。
  • 解題
    長崎県立対馬歴史民俗資料館宗家文庫蔵『対馬島二十九座』について
    中京大学『文学部紀要』第48巻第1号, 2013/10, 対馬に存する式内社29座の比定社に関する神社誌である宗家文庫蔵『対馬島二十九座』について、その成立が近代前期であることを明らかにした上で、成立事情や書誌、資料的価値等を論述した。末尾に全文の翻刻を掲載。
  • その他
    「【研究展望】平家物語(2009年10月~2010年9月)」
    『軍記と語り物』第49号, 2013/3, 2009年10月から2010年9月までの『平家物語』研究の動向を、《単行書》《成立論・構想論》《諸本論・注釈等》《諸作品との交響》《「平家」語り関連》《人物像・歴史学関連》《美術史・日本語学・国語教育関連》の項目に分けて概括した。
  • その他
    「平成22年国語国文学界の動向「中世散文」」
    『文学・語学』第203号, 2012/7, 平成22年度の中世・散文研究の動向について、周辺領域との学際化という観点から、《異国・異域への眼差し》《宗教テクスト》《絵画資料》《古筆切》《伝承文学》《「中世」を超えて》という項目に分けて概括した。
  • その他
    「図書館の貴重書2・奈良絵本『築島』下巻(貴118)」
    『中京大学広報』171号, 2012/4, 江戸時代前期の制作と考えられる中京大学図書館蔵の奈良絵本『築島』下巻(貴118)は、残念ながら上巻を欠くが幸若舞曲「築島」の詞章を絵本化したものである。まずこの伝本の特徴を明らかにし、幸若舞曲「築島」の大凡の内容を紹介した。
  • 書評
    金時徳著『異国征伐戦記の世界―韓半島・琉球列島・蝦夷地―』
    (『日本文学』第60巻7号, 2011/7, 金時徳氏の当該著作について、神功皇后の「三韓征伐」や豊臣秀吉の朝鮮侵略等、前近代日本の対外侵略・征伐を主題とする文芸がどのように日本の行為を正当化しているかを考察するものとして、最も網羅的で且つ初めて本格的に体系化を試みたものと評した。
  • その他
    「子午線・対馬厳原の志賀鼻について―〈景観〉と〈開発〉の間―」
    『日本文学』第59巻第8号, 2010/8, 対馬市厳原町に存する志賀神社の旧跡・志賀鼻を巡る景観が、道路整備のために残念ながら損なわれてしまった。地元の発展のために必要不可欠な工事と理解した上で、せめてその景観の価値・意義を後世に伝えていくことが研究者の役割なのではないかと述懐した。
  • 解題
    「『龍頭山神社御祭神記』について」
    『巡礼記研究』第6集, 2009/9, 釜山に存した海外神社・龍頭山神社の縁起書『龍頭山神社御祭神記』について、その成立年次や成立の経緯等を明らかにした上で、現存する同神社の資料として最も信頼出来るものと位置づけた。末尾に宗家文庫本と『龍頭山神社史料』所収本の対校表表を掲載。
  • その他
    「【研究展望】義経記(2001年10月~2007年9月)」
    『軍記と語り物』第45号, 2009/3, 2001年10月から2007年9月までの『義経記』研究の動向を、《諸本論》《成立論》《作品論》《伝承論》《『異本義経記』・『義経記評判』》《人物論・『義経記』の周辺》という項目に分けて概括した。
  • 解題
    「中京大学図書館蔵横型奈良絵本『築島』下巻略解題・翻刻」
    中京大学『文学部紀要』第41巻文学部創設四十周年記念特集号, 2007/3
  • その他
    「『義経記』の世界―その構成と魅力―」
    林望・松尾葦江監修『JTBキャンブックス・文学歴史22「平家物語を歩く」』, 2004/12

その他研究情報

外部資金

  • 日本学術振興会
    科学研究費(基盤研究(C))
    公的研究費, 代表, 基盤研究(C), 対馬に於ける対外戦争関連言説の生成とその背景, 2018
  • 中京大学
    中京大学特定研究助成
    壱岐・対馬に於ける伝承・寺社縁起説と対外戦争の物語, 2016
  • 日本学術振興会
    科学研究費(基盤研究(C))
    対馬の寺社縁起言説の変容と対外戦争の物語, 2013
  • 中京大学
    中京大学特定研究助成
    対馬の寺社に於ける縁起言説の生成・変容とその背景(特別研究助成・個人研究), 2012
  • 中京大学
    中京大学特定研究助成
    対馬・釜山の寺社に於ける縁起言説変容の様相とその背景(特別研究助成・個人研究), 2011
  • 中京大学
    中京大学特定研究助成
    対馬・釜山の神社に於ける縁起言説変容の様相とその背景(特別研究助成・個人研究), 2010
  • 中京大学
    中京大学特定研究助成
    対馬・釜山の神社に於ける縁起言説の変容とその背景(特別研究助成・個人研究), 2009
  • 中京大学
    中京大学特定研究助成
    中京大学図書館蔵奈良絵本・絵巻の総合的研究(特別研究助成・協同研究A), 2005

内外研究・留学実績

内外研究・留学実績

内外研究・留学実績

  • 201504, 201603, 特定せず, 特定せず

社会貢献活動情報

社会貢献活動

社会貢献活動

  • 2020年12月に、対馬グローカル大学の講師として、講座「蒙古襲来と日本中世文学」をオンデマンド配信した。
  • 中京大学先端共同研究機構およびヴェネツィア大学アジア・アフリカ地中海学科のルペルティ教授主催の2019年フォーラムに参加し講義を実施。題目「『平家物語』の成立と怨霊」


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