研究者総覧

中川 豊
文学部
教授
Last Updated :2024/05/14

研究者基本情報

基本情報

氏名

  • 氏名

    中川 豊
  • 氏名(カナ)

    (ナカガワ ユタカ)

基本情報

  • プロフィール

    図書館学・書誌学・近世文学

所属

所属(マスタ)

  • 文学部, 教授
  • 言語表現学科, 教授
  • 文化科学研究所, 研究員
  • 文学研究科, 教授
  • 人文社会科学研究科, 教授

学歴等

学位

  • 博士, 文学, 2022年09月, 総合研究大学院大学
  • 修士, 文学, 1997年03月, 皇學館大学

その他基本情報

所属学協会

  • 鈴屋学会・日本図書館協会・図書館文化史研究会・中部図書館情報学会

委員歴

  • 2019年04月, 富加町教育委員会, 富加町文化財審議会委員
  • 2016年06月, 2020年06月, 鈴屋学会, 編集委員
  • 2015年06月, 中部図書館情報学会, 理事

研究活動情報

研究分野等

研究分野

  • 図書館学・書誌学・近世文学

研究キーワード

  • 図書館学 書誌学 文庫史

著書・発表論文等

論文

  • 史料編纂
    『新修朝日町資料編3 橘守部編』
    岡本聡・田中康二・近衞典子・中川豊
    『新修朝日町資料編3 橘守部編』, 1, 700, 2024年, 査読無, 共著(共編著), 従来の橘守部研究は、既に全集が出て、斯道文庫でも影印が出されていたが、これらから漏れた資料、あるいは守部門弟である東世子、冬照、道守に関連する資料を研究対象とした。
  • 翻刻
    『葦手日記』解題・翻刻
    中川 豊 藤原由衣
    中京大学文化科学叢書(汲古書院制作)、『日本文化研究における歴史と文学』所収, 93, 164, 2024年, 査読無, 共著(共編著)
  • 論文
    近世中後期における〈知〉の伝播に関する研究 ー歌壇・文事・蔵書ー
    中川 豊
    総合研究大学院大学 文化科学研究科 日本文学研究専攻博士請求本審査論文, 1, 253, 2022年, 査読有, 単著(単編著)
  • 論文
    「本居宣長画賛宵の森図」について――「四五百森神社之考」との関係をとおして――
    中川 豊
    中部図書館情報学会、VoL62, ?, ?, 2022年, 査読有, 単著(単編著)
  • 論文
    烏丸光栄の閲歴と和歌活動
    中川 豊
    中京大学文化科学叢書(汲古書院制作)、『日本文化研究における歴史と文学』所収, 153, 174, 2020年, 査読無, 単著(単編著), 近世中期の堂上歌人烏丸光栄(1689ー1748)の幼少期から没するまでの和歌修学・御会和歌出席・和歌指導などについて、『光栄公記』(光栄日記)・『栄葉集』(光栄家集)などを用いて時系列に考察を加えていった。
  • 論文
    宣長の学問所・文庫設立計画について
    中川豊
    鈴屋学会報, 36号, 1(仮), 20(仮), 2020年, 査読有, 単著(単編著), 「学問所建設願書」は、寛政六年(一七九四)十二月に宣長によって記された学問所設立を紀州藩に求めたもの。願書の書誌的事項と内容を確認した上で、宣長が学問所設立地として愛宕町の少彦名神社と特定したことと、荷田春満の「創学校啓」・塙保己一の「和学講談所および文庫創設願書」などの願書と比較すると、そこには宣長の場所に対するこだわりが浮かび上がってくる。愛宕町は、遊郭が建ち並ぶ歓楽街である。なぜ、そのような場所に宣長は固執したのかなどを考察した。2019年3月刊行予定。入稿済み。
  • 論文
    松井政豊の和歌活動と周辺の歌人達 付・松井政豊略年譜
    中川豊
    『中京大学文学会論叢』第37号, 103, 120, 2018年, 査読無, 単著(単編著)
  • 編著書
    稲垣定穀書写年表
    中川豊
    『中京大学文学会論叢』第36号, 93, 111, 2017年, 査読無, 単著(単編著)
  • 論文
    「谷川清逸と稲垣定穀の交流」
    まなびの栞2号 谷川士清の会, 2013年, 平成24年5月に旧谷川士清宅で行った講演の一部をまとめたもの。谷川家と稲垣家の交流、谷川清逸の伯父で師の川喜田夏蔭について述べた。
  • 論文
    「稲垣文庫と稲垣定穀」
    中京大学図書館学紀要32号, 2011年, 稲垣定穀(1764-1835)は、江戸時代後期の地理学者。子孫による図書館への資料寄贈・伝記・著作・学者としての活動などについて記した。
  • 論文
    志摩市立磯部図書館所蔵和装本目録
    「金城学院大学論集人文科学編6号2巻」, 2010年, 三重県志摩市磯部図書館が所蔵する和装本117点の分類目録。大きく和書と和刻本漢籍に分け、和書については日本十進分類法を、和刻本漢籍については四庫分類法によって分類・配列した。巻頭には蔵書印・貸本屋印を影印にて収録する。

書籍等出版物

  • 三重大学付属図書館所蔵和本データーベース
    吉丸雄哉 中川豊
    編著書, 三重大学付属図書館の蔵書データーベース, 2019年, 三重大学付属図書館所蔵和装本のデーターベース化。継続事業。
  • 私撰集作者索引続編 増補改訂版データベース(仮題)
    深津睦夫、加藤弓枝、中條敦、中川豊ほか
    編著書, 古典ライブラリー, 2019年, 冊子体の私撰集作者索引続編(和泉書院)を増補改訂してデータベース化
  • 烏丸光栄関係資料集
    中川 豊
    編著書, 古典文庫, 2002年, 烏丸光栄の家集『栄葉集』に収録されていない光栄の歌を収録した。単独(全1-343頁)。翻刻・解説(405ー436頁)・索引を付す。
  • 『栄葉集』(下)
    菊地明範・中川豊
    編著書, 中川担当は前半(1-97頁)の翻刻と解説(405-439頁)・索引 , 古典文庫, 2001年, 堂上歌人烏丸光栄(1689ー1748)の家集『栄葉集』4772首(下巻は2965~4772首まで)を上下巻に分冊して翻刻したのも。下巻は翻刻と解説(405-439頁)・索引を付す。
  • 『栄葉集』(上)
    菊地明範・中川豊
    編著書, 中川担当は前半(1-97頁)の翻刻と解説(405-439頁)・索引 , 古典文庫, 2001年, 堂上歌人烏丸光栄(1689ー1748)の家集『栄葉集』4772首(上巻は2964首まで)を上下巻に分冊して翻刻したのも。

講演・口頭発表等

  • 挙母神社の匂い桜と和歌~知られざる地域の歴史を紐解く~
    中川 豊
    豊田市中央図書館, 単独, 国内会議, 豊田市中央図書館, 豊田市中央図書館, 「匂ふ」とは、本来美しい色に輝く、の意味です。ですが挙母の匂い桜は、実際に香りがしていたようで、鎌倉時代の宮廷歌人源具氏(?―1287)が詠出したことによって、次第に挙母の名所として知られていきました。挙母神社境内では、その流れを汲む桜木が毎年花を咲かせます。開花が他の桜よりも早いようです。江戸時代末期、梅坪に住んでいた太田道貴(1789―1865)は、匂い桜を詠んだ和歌を広く募集します。地元の三河、尾張は言うに及ばず、北は越後(新潟県辺り)、南は豊前(福岡県辺り)から、計301首の歌が集まります。道貴がそれを編纂して出版したのが『艶桜和歌集』です。今で言う私家版で、出版流通した本ではありません。この講座では、実際に当時刊行された版本(木版刷りの本)を手に取りながら、幕末の歌壇の様相に基づき該書成立の経緯を考え、秀歌を拾い上げて鑑賞し、歌の魅力に迫りたいと思います。(2022年3月20日予定)
  • 真淵の書簡、真淵をかたる書簡
    中川 豊
    国文学研究資料館創設50周年記念事業 賀茂真淵セミナー, 2021年, 単独, 有り, 国内会議, 賀茂真淵記念館 国文学研究資料館, ZOOM開催, 2021年9月23日・60分。
  • 歌枕「よひの森」の広がり
    中川 豊
    本居宣長記念館 宣長十講(ZOOM開催 5月15日), 2021年, 単独, 有り, 国内会議, 本居宣長記念館, 「四五百の森」図に描かれた四五百の森(「宵の森」などとも)は中世以来、松坂の歌枕として定着して月、ホトトギスなどとともに詠まれてきた。考証随筆・地誌・歌集などから四五百の森を多角的にとらえて、歌枕としての広がりをたどった。また絵師である狩野良信や、宣長・大平の「四五百の森」についての考証も紹介した。
  • 賀茂真淵記念館の蔵書について
    中川豊
    中部図書館情報学会研究発表会, 2019年, 単独, 国内会議, 賀茂真淵記念館の資料管理状況や、これまでの大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館による資料調査の経緯を紹介し、『賀茂真淵記念館所蔵文藝資料目録(仮題)』の刊行に向けての計画を報告したものである。あわせて若干の資料紹介を行った。
  • 宣長の学問所・文庫設立計画について
    4月21日
    第36回鈴屋学会大会, 2019年, 単独, 国内会議, 本居宣長記念館, 「学問所建設願書」は、寛政六年(一七九四)十二月に宣長によって記された学問所設立を紀州藩に求めたもの。願書の書誌的事項と内容を確認した上で、宣長が学問所設立地として愛宕町の少彦名神社と特定したことと、荷田春満の「創学校啓」・塙保己一の「和学講談所および文庫創設願書」などの願書と比較すると、そこには宣長の場所に対するこだわりが浮かび上がってくる。愛宕町は、遊郭が建ち並ぶ歓楽街である。なぜ、そのような場所に宣長は固執したのかなどを考察した。
  • 宣長の出版と文庫設立計画
    中川豊
    鈴屋十講, 2019年, 単独, 国内会議
  • 一冊の本との出会い -公立図書館の役割ー
    中川 豊
    富加町教育委員会, 2017年, 単独, 有り, 国内会議, 一冊の本で人生が大きく変わっていった自身の経験をふまえて、図書館が資料提供を行う意義を話した。
  • 谷川士清と稲垣定穀の蔵書
    中川豊
    本居宣長記念館, 共同, 査読無, 国内会議
  • 一冊の本との出会い ー公立図書館の役割ー
    中川豊
    富加町教育委員会, 単独, 査読無, 国内会議
  • 稲垣家は江戸時代前期より続く商家。稲垣家の資料が津市津図書館へ寄贈されるまでの経緯、稲垣文庫の蔵書構成、稲垣家歴代当主の伝記、稲垣定穀の交流などについて述べた。
    2011年, 東海近世文学会, 愛知県
  • 富加町郷土資料館には地元平井家の文芸資料約200点が所蔵されている。平井家は江戸期に酒造業を営んだ商家。その蔵書構成から資料の特徴などを述べた。
    2011年, 国文学研究資料館基幹研究, 東京都

その他著作物

  • その他
    兵頭守敬宛谷川士清書簡について
    中川 豊
    大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館『調査研究報告』第42号, 202203
  • 翻刻
    翻刻『三河国衣乃里 艶桜和歌集』」(『豊田市中央図書館蔵楽書の研究ー雅楽資料『山鳥秘要抄』とその周辺ー
    中川 豊
    202203
  • その他
    返却ポストのこと(2020年3月刊行予定)
    中川豊
    中京大学図書館学紀要, 202003, 査読無, 図書館の返却ポストの役割や適正な利用について、随筆としてまとめた。
  • その他
    〈随筆〉理想の背づら
    中川豊
    202003, 査読無
  • その他
    随筆 マイクロフィルムのおじいさん
    中川豊
  • 辞書
    和歌文学大辞典
    日外アソシエーツ
    日外アソシエーツ, 中川は「吉村勝治」など12名について執筆。
  • その他
    木村小舟と図書館
    中川豊
  • 調査報告
    ポスターバトル!ー学生が選んだオススメの一冊ー
    中川豊
  • 辞書
    図書館人物辞典
    図書館文化史研究会
    日外アソシエーツ, 吉村勝治など12名について執筆。
  • その他
    師、髙倉一紀先生
    中川豊
    追悼文
  • 書評
    新藤透著『図書館と江戸時代の人びと』
    中川豊
    査読有

その他研究情報

外部資金

  • 独立行政法人日本学術振興会
    公的研究費, 代表, 浜松市立賀茂真淵記念館所蔵資料の基礎的研究 基盤研究(C), 2021

教育活動情報

授業等

担当経験のある科目

  • 図書館概論・図書館情報資源概論

社会貢献活動情報

社会貢献活動

社会貢献活動

  • 朝日町役場町史(「橘守部」編)の執筆。2021年度~
  • 富加町文化財審議会委員
  • 中部図書館情報学会理事(2015年6月~)
  • 中部図書館情報学会事務局(2017年12月~)
  • 鈴屋学会会計監査。2014年4月~
  • 三重大学付属図書館研究開発室学術アドバイザー(2014年4月~)
  • 国文学研究資料館国文学文献調査員(2002年4月~)
  • 『鈴屋学会報』編集委員(2016年4月~2020年8月)


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