論文
ハレの魚の地域性―魚種選択に関わる諸要素を中心に―
小早川 道子
(博士学位請求論文), 1, 90, 2024年, 査読有, 単著(単編著)
論文
三遠地域の信仰と宗教者―守札の習俗と津島御師の史料から―
小早川 道子
まつり, まつり同好会, 85, 9, 27, 2023年, 査読無, 有り, 単著(単編著), 三河・遠江山間部における民間信仰について、1年間祀った守札を屋根裏の箱や俵などに保管しておく習俗と、津島御師の史料から、どのような民間宗教者がこの地域で活躍していたかを論じた。
論文
瀬戸内海周辺地域におけるハレの魚 ―岡山県の事例を中心に―
小早川 道子
佛教大学大学院紀要 文学研究科篇, 佛教大学大学院, 52, 19, 36, 2023年, 査読有, 単著(単編著), ハレの魚の代表といえばマダイが挙げられるが、実際には地域により様々な魚がハレの魚として利用されている。こういった地域ごとのハレの魚について、先行研究は断片的な事例報告にとどまり、魚種の選択基準についての考察や比較研究はほとんど行われていない。筆者はこれまで伊勢湾周辺地域のボラがかつてハレの魚として扱われていたことを明らかにし、こうしたいわゆる「地魚」がハレの魚として定着する条件について考察を進めてきた。本論文では比較対象として主に岡山県を例にとり、自治体史や聞き取り調査から事例を収集した。その結果、サワラやコノシロなどがこの地域特有のハレの魚であり、特に春の魚島の行事食や祭礼などにおいて、サワラが重要な魚であることが判明した。ハレの魚の条件としては、成長段階名を持つ「出世魚」が縁起がよいとして選ばれること、サワラのような季節性(回遊性)が重要であることが明らかとなった。
論文
伊勢湾周辺地域におけるボラの民俗―愛知県三河地域の事例を中心に―
小早川 道子
日本民俗学, 日本民俗学会, 316, 71, 102, 2023年, 査読有, 単著(単編著), 伊勢湾周辺地域において、ボラをハレの魚として利用する民俗があり、特に愛知県三河地域を中心として事例を紹介したうえで、なぜボラがハレの魚として扱われていたのかについて考察した。
論文
婚姻・産育儀礼における祝い魚―東浦町前日高家文書を中心に―
小早川道子
中京大学文学会論叢, 中京大学文学会, 第7号, 1, 20, 2021年, 査読無, 単著(単編著), 婚姻儀礼、産育儀礼で贈答されたり、祝い膳の主役として利用される魚について、東浦町郷土資料館所蔵の前日高家文書・日高家文書中に残る幕末~大正期の祝儀帳類を分析し、どのような魚がハレの魚として選択されていたのかと、その理由について考察した。
研究ノート
「お月見どろぼう」の現状と研究視点
小早川 道子
中京大学文学部紀要, 中京大学文学部, 51, 1, 239, 254, 2016年, 査読無, 単著(単編著)
論文
「尾張の子供行事」
『名古屋民俗』第60号, 2015年, 尾張ではかつて子供だけで行う行事が盛んであったことや、異なる行事間の共通性、子供行事が廃れた理由、現在の子供行事について、事例紹介と考察をした。
論文
「西三河平野部の『祭り魚』―ボラの地位と利用の変化について―」
『中京大学文学会論叢』第1号, 2015年, 西三河平野部ではかつて秋祭りのごちそうとして必ず「ボラの煮付け」が饗されていたこと、さらにはなぜボラが利用されたのか、ボラの地位の変遷についてなどを考察した。
論文
「尾張北部・東部の年中行事と農事暦」
『愛知県史民俗調査報告書5 犬山・尾張東部』, 2002年, 尾張北部・東部の主に扇状地~丘陵地においては、禅宗檀家の多い地域でもあり、多彩な年中行事が伝承されていた。それらは忙しい農事暦と実にうまく組み合わされて、1年のサイクルが成り立っていたことなどを紹介した。
論文
「津島御師の廻檀活動」
『愛知県史民俗調査報告書4 津島・尾張西部』, 2001年, 津島神社の御師であった氷室作太夫家の史料より「檀廻手引帳」を取り上げ、筆耕すると共にその内容を分析し、近世後期の津島御師がどのような廻檀活動を行っていたのか、その実態を明らかにした。
現代民俗学入門
島村 恭則
著書, 分担執筆, お月見どろぼうはハロウィンか?, 創元社, 2023年, 978-4-422-23045-0
新編知立市史7 資料編 民俗
知立市史編さん委員会
著書, 分担執筆, 知立市, 2019年, 「第5章 年中行事」では、知立市域の年中行事について報告した。市域は真宗大谷派の卓越地域であり、年中行事が少ないなかで、三月節供や商店の恵比須講、八橋の山の講行事など、特徴的なものがみられることを指摘した。「第7章 知立の祭りと芸能」では、第一項の知立まつり(本祭)を担当し、本祭の一連の流れを詳述した。
瀬戸市の警固祭り
瀬戸市文化遺産活用実行委員会
解題, その他, 古文書からみる瀬戸の警固祭り, 平成29年度 文化遺産総合活用推進事業(地域文化遺産活性化事業), 2018年, 近世~近現代の地方文書を分析し、そこから判明する瀬戸の警固祭りの変遷について記述した。現在は地区の氏神の例大祭となっているが、かつては猿投神社への献馬(猿投合宿)のほか、郷社の祭礼への献馬として行われ、不定期に雨乞いの際なども実施されていたことを紹介した。
『新修豊田市史17 別編 民俗Ⅲ 民俗の諸相』
新修豊田市史編さん専門委員会
著書, 愛知県豊田市, 2017年, 豊田市域の食生活の変化について、主に第二次世界大戦後から高度経済成長期にかけての実態を叙述した。調理環境の改善や洋食の普及など、この時期に大きな変化が起こり、主に当時の若い主婦たちによって変化が受容されていったことなどを明らかにした。
『新修豊田市史16 別編 民俗Ⅱ 平地のくらし』
著書, 愛知県豊田市, 2015年, 「第4章 食生活」を担当。特に豊田市南部を含む西三河平野部では、秋祭りに「ボラの煮付け」を食べる習慣があり、特徴的であることなどを記述した。
『日進市史 民俗編』
編著書, 日進市, 2015年, 「第7章 年中行事」を担当。日進市域には多くの行事が伝承されており、特に子供中心の行事が多いこと、「お月見どろぼう」のように民俗行事をコミュニティ結束に活用していることなどを紹介した。
『新修豊田市史15 別編 民俗1 山地のくらし』
著書, 豊田市, 2013年, 「第4章 食生活」を担当。特に豊田市山間部ではキノコ類や木実類の利用が多く、なかでも柿の利用方法は多彩で注目されることなどを記述した。
『愛知県史 別編 民俗1 総論』
著書, 愛知県, 2011年, 第1編第2章第4節「津島信仰の全国展開」を執筆。津島神社所蔵文書等を利用し、津島信仰が東日本で特に優勢であったこと、重要な役割を果たした津島御師という宗教者の実態などを紹介した。
『愛知県史 別編 民俗2 尾張』
著書, 愛知県, 2008年, 「第7章 年中行事」を担当。特に尾張地方の年中行事には、子供が主役となって行うものが多いことを指摘した。また豊明の虫送り行事などを実見に基づいて詳細に紹介した。
『愛知県史 別編 民俗3 三河』
著書, 愛知県, 2005年, 「第7章 年中行事」を共同執筆。主に西三河地区の年中行事についてを担当した。真宗(真宗大谷派)が多く、いわゆる年中行事は少ないが、報恩講などの宗教行事は盛んであることや、岡崎市の田扇祭りの様子などをフィールドワークに基づき詳細に記述した。
『一宮市萩原町中島の民俗』
著書, 名古屋民俗研究会, 2004年, 「八 年中行事」を共同執筆。一宮市萩原町中島の年中行事について、シマごとに行われる提灯トボシや子供のオコモリなど、聞き取り調査や実見に基づいて記録した。
お月見どろぼう―十五夜行事の今昔―
小早川 道子
文化財よもやま話, 単独, 国内会議
ひなまつりの歴史と民俗―愛知県を中心に―
小早川 道子
西尾市資料館企画展記念講座, 単独, 国内会議, ひなまつりのルーツである上巳の節供について、ひな人形の歴史と変遷などを概観し、愛知県を中心とした三月節供の民俗について解説した。
巡礼の民俗―知多四国を手がかりに―
小早川 道子
文化財よもやま話, 単独, 国内会議, 写し霊場について概観し、巡礼の民俗や知多四国霊場めぐりの変化と観光化などについて解説した。
知多四国霊場の現状
小早川 道子
名古屋民俗研究会10月例会, 単独, 国内会議, 知多四国八十八箇所霊場について、現状を報告し、写し霊場という性格から女性の巡拝が多いこと、観光化が進んでいるが信仰面が失われているわけではないこと、100回以上巡拝した先達が持つ「錦札」に対する信仰などについて報告した。
現代の十五夜行事―愛知・三重の「お月見どろぼう」の事例から―
小早川 道子
日本民俗学会代74回年会, 単独, 国内会議, 旧暦8月15日の中秋の名月の際、子供たちが供物や畑作物などを盗んでいく、という風習は、かつて広く行われていた。しかし高度経済成長期を経て、近代化や都市化の進展、教育上の問題などにより、多くは廃れていった。この十五夜の盗みの風習が、一部で「お月見どろぼう」として現代風にアレンジされて行われるようになり、近年注目を集めている。
本報告では、愛知県尾張東部と三重県北勢地方の「お月見どろぼう」の事例を取り上げ、現代の十五夜行事が果たす役割などを検討した。
愛知の郷土食―食文化から考えるSDGs―
小早川 道子
大府市歴史講座, 単独, 国内会議, SDGsの17の目標のうち、食文化にもっとも関わるのは目標12「持続可能な生産消費形態を確保する」であろう。例えばフードロス削減や自然との調和という観点からは、地産地消や旬の食材の利用などが挙げられる。観光業との関係では、郷土食をご当地グルメとして利用することが、既に行われている。ただし近年のB級グルメなどは、地域の伝統的な食文化を伝えるものばかりではなく、脚光を浴びることのないまま失われていく郷土食は少なくない。
本講座では、地元愛知の郷土食を通して、SDGsにつながる先人の知恵を紹介し、地域の食文化をどのように持続可能なかたちで継承していけるかについて扱った。
愛知の郷土食
小早川 道子
文化財よもやま話, 単独, 国内会議, 近年「B級グルメ」と称して、各地の名物料理が注目されており、観光の目玉として地域おこしの材料にもなっている。民俗学でも、現代民俗学の分野などでは、B級グルメが研究対象になりつつある。しかしB級グルメの多くは近年になって新しくつくられたものであり、地域の伝統的な食文化を伝えるものは少ないのが実情である。
本講座は、愛知県において特に失われつつある郷土食を取り上げ、地域の伝統的な食文化をどのように保存・継承していけるかについて考える内容とした。
「お月見どろぼう」の現状―三重県北勢地方と尾張東部の比較を中心に―
小早川 道子
名古屋民俗研究会1月例会, 2022年, 単独, 国内会議, 口頭発表(一般), 名古屋民俗研究会, 東海地域の「お月見どろぼう」は愛知県の尾張東部と三重県北勢地方で盛んに行われているが、尾張東部と比較すると、三重県北勢地方では遅い時間から実施すること、ススキを飾る家が多いなど、月見行事という要素をより意識した形態が残っていることを指摘した。
愛知の疫病除けの民俗
小早川 道子
文化財よもやま話, 2021年, 単独, 国内会議, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 半田市, 半田市, 新型コロナウイルス感染症拡大で「アマビエ」が注目されるなど、疫病除けに関する民俗が関心を集めていることから、愛知県における疫病除けの事例として、牛頭天王(スサノヲ)を祭神とする津島神社が東日本に広い信仰圏を持つこと、人形送りの形をとる疫病送り行事、天然痘除けのまじないなどを紹介した。
人生儀礼の食―東浦町・前日高家文書を中心に―
小早川 道子
東浦町歴史講座, 2021年, 単独, 国内会議, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 東浦町郷土資料館所蔵の前日高家文書に残された祝儀帳などをもとに、産育儀礼の際の献立や、用いられた食材を分析し、この地域では特に出世魚としてボラやマダカ(スズキ)などが産育儀礼によく登場することを紹介した。
儀礼の魚―ボラとタイ
小早川道子
半田市文化財よもやま話, 2019年, 単独, 国内会議, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等, 半田市, 愛知県半田市, 儀礼の魚といえば現在はタイだが、かつてはボラも出世魚ということから儀礼の魚として重要視されていた歴史を概観し、地元の近世史料を使って、ボラとタイを中心とした儀礼の魚の「格」について紹介した。
伊勢湾周辺地域におけるボラの利用
小早川道子
日本民俗学会第71回年会, 2019年, 単独, 国内会議, 日本民俗学会, 筑波大学春日キャンパス, 伊勢湾周辺地域にはボラを儀礼の魚として利用する「ボラ文化圏」とも呼ぶべき事例が多く存在することを指摘し、その理由を考察した。
ボラの歴史と文化
小早川道子
平成30年度 蟹江町歴史民俗資料館文化財研修会, 2019年, 単独, 国内会議, 蟹江町歴史民俗資料館, 愛知県蟹江町, 蟹江名物「いな饅頭」、海部郡南部に伝わる「ボラ雑炊」、西三河平野部で秋の祭礼の際に各家庭で饗された「ボラの煮付け」など、愛知県ではボラを食べる風習が多くみられる。ボラは古くから文献にも登場し、出世魚として親しまれ、「おぼこい」「とどのつまり」などの語源にもなっている。このようなボラ利用の歴史や、各地の食習慣などについて解説する。
瀬戸市の警固祭りシンポジウム
伊藤良吉、鬼頭秀明、小早川道子ほか
瀬戸市の警固祭りシンポジウム, 2018年, 共同, 国内会議, 司会進行, 瀬戸市文化遺産活用実行委員会, 愛知県瀬戸市, 『瀬戸市の警固祭り』報告書発刊を記念し、執筆者と地元で警固祭りに携わる保存会関係者らによるシンポジウムを開催した。司会進行役として、今後警固祭りを保存・伝承していくために必要なことは何か、時代の変化にどう対応していくかについて、登壇者の意見を引きだした。また、祭礼調査に参加したゼミ生も聴講し、若者の視点からの意見を述べてもらった。
三河・愛知の郷土食
小早川道子
安城歴博・中京大学連繋講座, 2019年, 単独, 国内会議, 安城市を中心に、三河地方や愛知県の郷土食について紹介した。具体的には、愛知県を中心とした東海地方独特の豆味噌、「いがまんじゅう」や「オコシモノ」などの儀礼食、「ダラヤキ」などの日常のおやつ、そしてかつて祭礼の際に必ず饗されていた「ボラの煮付け」などについて紹介し、郷土食を今後伝承していくための利用方法などを提案した。
愛知・尾張の年中行事
小早川道子
岩倉市シニア大学, 2017年, 単独, 国内会議, 岩倉市シニア大学 社会学部, 愛知県岩倉市, 尾張地域の事例を中心に、愛知県の年中行事について、行事の民俗的意味や由来などを紹介した。
庶民の「小さな旅」と「大きな旅」
小早川道子
東海民俗研究発表大会, 2017年, 単独, 国内会議, 愛知県豊橋市(愛知大学豊橋校舎・豊橋市二川宿本陣資料館), 庶民が個人やムラ単位などで出かける旅をテーマとし、愛知県における事例を中心に、庶民の旅の実態を「小さな旅」と「大きな旅」に分類して報告した。
「祭り魚」としてのボラ―西三河平野部のボラ利用について―
2015年, 日本民俗学会第67回年会, 関西学院大学
尾張の子ども行事
2013年, 東海民俗研究発表大会, 大垣市
「津島御師の旅―津島・氷室作大夫家文書より」
2008年, 東海民俗研究発表大会, 名張市
調査報告
三重県志摩市浜島・宇気比神社の「盤の魚」神事
小早川道子
まつり通信, まつり同好会, 607号, 202005, 査読無, 三重県志摩市浜島・宇気比神社で行われている「盤の魚」神事を紹介した。いわゆる真魚箸神事である。普通、真魚箸神事はタイまたはコイが使われることが多いが、志摩半島ではボラが使われる事例が多く、現在も浜島・宇気比神社をはじめ数カ所で伝承されている。ボラを使う理由として、大草流庖丁式の影響が指摘でき、古態を残すものと考えられる。
その他
伊勢参宮と「伊勢鯉」
小早川道子
『伊勢民俗』, 伊勢民俗学会, 第49・50合併号, 202010, 査読無, 2020年6月の第50回東海民俗研究発表大会(伊勢民俗学会当番)において、名古屋民俗研究会より発表予定であった内容。大会がコロナ禍により中止となったため、発表原稿を『伊勢民俗』第49・50合併号に掲載することとなった。伊勢湾周辺地域ではかつてボラがハレの魚として重要な地位にあったが、その理由のひとつとして、伊勢参宮の宿でボラが「伊勢鯉」として饗されていたことがあるのではないか、という点を指摘した。
解題
古文書からみる瀬戸の警固祭り
小早川道子
瀬戸市文化遺産活用実行委員会, 瀬戸市の警固祭り, 411, 418, 2018, 瀬戸市の警固祭りについて、古文書から読み取れる近世以降の実態を中心に史料解題を執筆した。また、古文書資料の翻刻掲載についても、資料の選定等を行った。
その他
『豊明市史 総集編』
豊明市, 2007/3, 「事典」の民俗関係項目を共同執筆。豊明市の事例に即しつつ、民俗事象の全国的な傾向や展開、意味などについてもあわせて記述した。
その他
「資料紹介 尾張西部の年中行事―子供行事を中心に―」
『愛知県史民俗調査報告書4 津島・尾張西部』, 2001/6, 尾張西部では「子供ザイレン(祭礼)」などと呼ばれる子供主体の祭りが各地で行われており、この地域の民俗的な特徴といえることを、愛知県史の現地調査データから明らかにした。
その他
「資料紹介 津具村・若松屋宿帳」
『愛知県史民俗調査報告書3 東栄・奥三河』, 2000/7, 旧津具村(設楽町)の若松屋に残されていた明治以降の宿帳の一部を筆耕し、宿泊客の職種や出身地、行き先などをデータベース化して紹介した。
その他
「資料紹介 東栄町・原田家古神札」
『愛知県史民俗調査報告書3 東栄・奥三河』, 2000/7, 東栄町三輪の原田家に保存されていた近世末期以降の神札類を写真撮影・分類して紹介し、信仰の変化傾向などを指摘した。