最終更新日:2017/06/23

細川 眞   / HOSOKAWA,Makoto [ 国際英語学部国際英語学科 ] 

2016年度までの主な研究業績

業績年度 業績区分 概要
2016年度 翻訳(単著) ハロルド・ピンター『こびとたち』(1)
『国際英語学部紀要』第20号  2017/3
概要: この翻訳は、ハロルド・ピンターが1950年代初期に書いて1989年に改訂し、1990年に初めて出版した自叙伝的小説,The Dwarfs:A Nobel (London:Faber and Faber,1990) 1章-5章の訳である。
2015年度 著書(単著) 『Harold Pinter and the Self:Modern Double Awareness and Disguise in the Shadow of Shakespeare』
渓水社  2016/3
概要: H・ピンターの7作品における「自己」の表象を、「近代の二重認識」と「ディスガイズ」の視座から論じる。ピンター特有の謎めいた登場人物とその世界の実態が、「古い二重認識」時代のシェイクスピアとも関連させ英文学・文化の伝統の中で解明されている。
2014年度 論文(単著) Stanley's Ambiguous Self and Destiny--From the Modes of Representation and the Disguise Motif in The Birthday Party--
中京大学『国際英語学部紀要』第17号  2015/3
概要: 作品は、「本質」のリアリズム、「不定」のモダニズムの表象モードとディスガイズ・モチーフから、「自己」対「外的力」のテーマが展開されている。二人の侵入者によって拉致される主人公の「自己」と運命の曖昧性を検証する。
2013年度 論文(単著) Pinter's One for the Road, Party Time, Celebration and Power's Invisibility--From Shakespearian Disguise to Postmodern subject
中京大学国際英語学部紀要第16号  2014/3
概要: ピンターの後期3作品に窺える権力の不可視性を、シェイクスピアや啓蒙時代に由来する権力あるいは支配者(及びその主体)の様態の変遷から捉え、作品に散見されるポストモダン時代の権力、その行為者の主体性の実態を検証する。
2012年度 論文(単著) Davies's Disguise in The Caretaker--From the Views of Modernist Negation and the Tradition of Disguise
中京大学「国際英語学部紀要」第15号  2013/3
概要: AのアイデンティティがBのそれに変貌するディスガイズは,16世紀末まではルネサンス的人間像の「統一した多様性」を表象し、その後19世紀までは外見の虚に反して人の本質の不変性を表象した。ディヴィスのそれは虚か実か不可解な人間像を表象した。
2011年度 論文(単著) The Meaning of Rebecca's Disguise as a Dispossessed Mother in Pinter's Ashes to Ashes
「国際英語学部紀要」第14号(2011)  2012/3
概要: ナチ犠牲者へのレベッカの変貌は、ヒューマニスト演劇の変装に似ていて、私的なアイデンティティと共同体のそれとを融合する。多様で断片的だったアイデンティティは、最後に虐殺の犠牲者のそれと重なりポストモダニズムを超越する。
2010年度 論文(単著) 「The "New" Modernity and Doubles in Harold Pinter's No Man's Land」
国際英語学部紀要第13号  2011/3
概要: 生成と時間思考の<新しい近代性>と「二重の認識」の世界観を背景に,「ダブル」であるスプーナーとハーストは、その実存的時代精神の創造的即興性と麻痺的虚無性を展開し,最後に後者は前者に吸収して「自己」の統一はない多様性を見せる。
2009年度 論文(単著) 「Unity and Division of the Self in The Homcoming--Against Two Kinds of Realism--」
国際英語学部紀要第12号  2010/3
概要: 伝統的リアリズムとX線的なそれを背景に、ピンターの『帰郷』における「自己」を検証する。ルスは、シェイクスピア『じゃじゃ馬ならし』のケイトの影響を受けて偽装し、統一のない多様な自己を展開する。
2008年度 論文(単著) 「Double Awareness and the Self in Pinter's The Collection and The Lover」
国際英語学部紀要第11号  2009/3
概要: X線の発見以来、世界はニュートン的リアリズムと虚構性の二重認識で見られるようになったが、ハロルド・ピンターの劇作品における「自己」の多様性と統一意識はこれを反映している。『コレクション』と『恋人』から検証する。
2007年度 論文(単著) 「PinterのThe Dumb WaiterとA Slight Acheにおける「自己」とダブルー'epiphany of interspaces''の観点から」
中京大学「国際英語学部紀要」第10号  2008/3
概要: 『料理昇降機』と『かすかな痛み』の男性二人は一対のダブルで、それぞれ内的自然と理性が統一した19世紀までの近代的自己の分裂を表象するが、「空間のエピファニー」手法で、前者は、統一的自己の幻影を、後者はモダニズムの多次元的自己を顕現させている。
2005年度 論文(単著) 「A theatrical technique of“ doubles” and its workings in A Midsummer Night's Dream」
国際英語学部紀要第6号  2006/3
2003年度 論文(単著) 「Jack / Ernest のディスガイズとWilde の「自己」観―‘expressivism’とディスガイズの伝統の視点から―」
中京英文学第24号  2004/3
2002年度 著書(単著) 『虚と実の狭間で―シェイクスピアのディスガイズの系譜―』
英宝社  2003/3
1999年度 著書(共著) 『世紀末のシェイクスピア』
三省堂  2000/3
1995年度 著書(単著) 『シェイクスピアのディスガイズの系譜―ヒロインの男装・支配者の変装を中心に―』
学書房  1995/4